デザインする立場からすると、フライヤーをインスタなどで加工されるのって正直嫌なんですよね。変な色味になってたりするので。DJがピッチ変えたりソロ端折ってレコードかけてるのに嫌悪を抱く方々がいるのと同じかもしれません。裏を返せば、自分もされたくないことを何げなく他者に向けやってる訳であります。でもいまそれが許容されているのは、例えるならば、仕入れた魚と野菜が丁寧に調理され、綺麗なお皿に盛り付けられ、美味しい料理になって運ばれて来るのと同じことなんだよ …と長きに渡り提案し続けてきた方々がいるからですね、ありがたいです。話は戻り、フライヤーを抜群なセンスで自由にコラージュしているDJをよく見かけるのですが、製作者の想像を超えるものへと進化していたら笑顔で許される場合の方が多いのかも? 自分も「これって… 俺の曲だっけ?」と、演奏者がブースまで聞きに来てくれるようなDJが出来たら良いなと思います。
このポスター&フライヤーのシリーズは「Mojo Club」や「London Jazz Classics」など、1990年代に流行っていたコンピレーションが2017年に再びリリースとなり、もし自分がアートワークを担当するとしたらどんな感じが良いのだろう?…って想像しながら作りました。特色2色刷りのヴィヴィットでパリッとしたジャケのアナログ盤がシリーズで店頭に並んだら超かっこいいと思います。踊れてかっこいいヴィジュアルのジャズコンピレーションのリリースを検討中のレーベルの方、選曲からデザインまで一手に引き受けますのでご連絡お待ちしております!
Title : FJB – Freedom Jazz Ball
Cliant : FJB / Shibuya Club Ball
Creative Direction, Art Direction & Design : 城内宏信(IN THE CASTLE DESING OFFICE)
©2017 IN THE CASTLE DESIGN OFFICE Reprint is prohibited.
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